Cranksgivingという自転車レースについて

雑記

11月19日 午後2時。

ニューヨークで「Cranksgiving」という自転車レースが行われました。

日本でも徐々に浸透しつつある自転車の市街地レース。

ニューヨークではよくメッセンジャーのレースが開催されているようですが、
「Cranksgiving」は一味変わった趣旨のレースとなっており、その目的が

素敵だなぁと思ったので書かせていただきました。

Cranksgivingって何?

「Cranksgiving」とは、自転車の「Crank」と感謝祭の「Thanksgiving」を合わせた言葉で、毎年感謝祭の前の週末に開催されるレースです。

レースのルールはポイントラリー型。

Cranksgivingの何が一味変わっているかというとチェックポイントが
スーパーマーケットとなっていることです。

参加者は事前にリストアップされたお店の中から5つ選び、ルートを自分で決めます。

1つのお店につき食品を1点購入したら次のお店へ進み、5つ全てのお店を
いち早く回り終わった人が優勝です。

そしてこのレースの何が素敵かというと、参加者達がレース中に購入した食品は
フードバンクやシェルターなどの慈善団体に寄付し、その食品はすべて
感謝歳のホームレスや、食事に困っている人達へ配布されるということです。

Cranksgivingはレースという名のボランティア活動なのです。

レースがボランティアになるとはなんて素敵なことでしょう。

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そもそも感謝祭(Thanksgiving)ってなんだっけ?

感謝祭…確かに洋画とか見てるとちょいちょい出てくるけど、なんのお祭りなんだっけ?
日本でもこの10年、ハロウィンが年々盛り上がっておりますが、感謝祭は特に浸透してないですよね。

感謝祭は毎年11月の第4木曜日に行われます。

祝日となった当初は11月の最後の木曜日だったそうですが、現在は11月の第4木曜日に
変更となっています。

感謝祭の起源はイギリスからの移民がアメリカでの最初の1年を生き延び、最初の収穫を終えるところまでたどり着いたことを生き延びるための知恵を貸してくれた先住民のネイティブアメリカンに感謝するため祝宴を行ったことが始まりなんだそうです。

レースの参加費と食品って何買うの?

■Cranksgivingの参加費は無料です!
レース中に購入する食品代の10~15ドルが参加費の変わりとなります。

■レース中に買う食品はどんなものか。
フードバンクやシェルターに寄付するということなので、恐らくフードバンクで扱える
食品という定義になるのではないかと思います。

■フードバンクで扱える食品
「加工食品の場合、賞味期限が1ヶ月以上のもの」という定義があるようです。
主に以下
・缶詰など加工食品全般
・野菜、果物など生鮮食品
・(賞味期限の近い)防災備蓄品
・米、パンなどの穀物
・冷凍食品…etc

■フードバンクで扱えない商品
・お弁当やサンドウィッチなど、販売期限と消費期限の間隔が短いもの
・食べ残し(これ、当たり前な気がするんですが…)
・賞味期限が切れた食品、賞味期限の記載のない食品…etc
レース中に買って運ぶとなると上記の中では缶詰あたりが主になるんでしょうか。
野菜、果物、米、パンはかさばるし、冷凍食品なんかは体温で溶けちゃいますよね。
軽くてかさばらなくて栄養価の高いもの…となると補給食?w

まとめ

「Cranksgiving」は1998年にニューヨークのメッセンジャーがホームレスなどの
人々にも感謝祭の気分を感じ取ってほしいということで始めたレースなんだそうです。

その活動も今では全米に広がっているとのこと。

そして今年は逆輸入でイギリスでも開催されたようです。

日本ではあまりなじみのない感謝祭ですが、日本でもこんなこんなレースが
開かれたらいいな。開かれたら参加したいなーと思いました。

感謝祭がなじみがなければ勤労感謝の日とかにかこつけてやっちゃうのはどうですかね?w
と、まぁ今日はこんなところで。

ではまた!

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