フリーエージェントとポスティングの違い

野球

日本ハムの大谷翔平選手の契約更改交渉が5日に行われました。

その席で球団側から来期オフにポスティングシステムでの
メジャー挑戦を容認する考えであることを伝えたようです。

今年は国内FAが盛り上がっておりますが、海外FAのニュースは聞かないですね。

昨年は前田健太投手のメジャー移籍が話題で、今年は期待通りの大活躍でした。

野球ファンとしてはストーブリーグの移籍話が盛り上がるんですが、そもそもフリーエージェントの条件だとかポスティングシステムってなんとなーく知っている程度(やや知ったか)だったので改めて調べてみました。

※ストーブリーグ
実はこの言葉、今日初めて知りました。

英語だとHot stove leagueと書くそうです。

プロスポーツ選手の契約更改や移籍の動きの話題のことを指す言葉だそうです。

もともとはストーブが必要な季節。野球のオフシーズンのことを言っていたそうですが、
それが他のスポーツにも広まったとか。

 

フリーエージェント(FA)

まずはフリーエージェント(FA)とは何か。

簡単に言うと、「どこのチームとも自由に契約ができるスポーツ選手」のことです。

概要についてはスポーツの種類や所属する団体によってさまざまなので、今回は日本のプロ野球に限定した話とします。

まずFAには2種類、国内FAと海外FAがあります。

 

国内FAは8シーズン、海外FAは9シーズンの出場選手登録日数が必要となります。

1シーズンは145日で計算されます。

開幕からシーズン終了まで1軍登録され続けた場合は145日以上になりますが、1シーズンの上限は145日でそれ以上はカウントされません。

また、怪我や不調等で登録抹消される時期があり、登録日数が145日に満たないシーズンがいくつかある場合はそれを合算して145日ごとに1シーズンとカウントされます。

8年、9年て意外と長いなーと思いますけど、私のように30代にもなりますと、
「え?あの選手もうFAできんのかよ!?」ということがよくあります。

最近の若い選手は海外挑戦が異様に早いなー年のせいかなー?と思っていましたが、
事実、FAの制度が採用された当初は10年(1450日)で徐々に短くなったみたいですね。

それと、ポスティングシステムですね。

FA権取得より前にメジャーに挑戦できるシステムだよね~
程度にしか理解してなかったので、調べてみました。

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ポスティングシステム

まずはポスティングとはなにか。

ポスティング = 広告・告知
NPBからMLBへの広告・告知を意味します。

早く(FA権の取得前に)メジャーに挑戦したい場合はこの制度を利用します。

この制度は所属球団の許可が必要であるた認められるケースは多くはありません。

ただ、FA権を取得して移籍する場合、球団にお金は入ってきませんが、ポスティングを利用した場合は移籍先から所属球団に対して譲渡金が支払われます。

「この選手はFA権取得したら確実に出て行くな」という選手に対してはFA権の取得1、2年前に認めるケースがよくあります。

なので、早くメジャーへ挑戦したい選手にとってもその選手を育てた球団にとっても
メリットのある制度です。

しかし、デメリットもあります。

それは選手が移籍先を選べないということです。

ポスティングシステムは所属球団が譲渡金を設定し、それに対して入札した球団に
限られるからです。

また、仮に入札があったとしてもその球団と契約に至らなかった場合は移籍は先送りに
なるケースがしばしばあります。

 

 

まとめ

フリーエージェントにしろポスティングにしろもっと条件や仕組み(ランク、人的補償等々)
詳しく書くともっといろいろあるんですが、ちょっと長くなりすぎるのでこのへんで。

大谷選手が来オフにポスティングで移籍となると最速のメジャー挑戦になるのかと
思いますが、今のまま行けば間違いなくメジャーでも活躍してくれることでしょう。

日本人選手がメジャー挑戦するたびに日本のプロ野球が面白くなくなるとかゴチャゴチャ
いう人もいますが、個人的にはサッカーのように野球ももっと若いときからメジャーへ
挑戦してもよいと思ってます。

そんで、ダメでも成功しても最後にまた日本に戻ってきて引退すればいいじゃない!

黒田選手のような終わり方が本当に最高だと思います。

大谷選手にもそんな風になってほしですね。

ではまた!

 

 

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