どうもこんばんわ。さるわしです。
僕は某国産自動車メーカーのディーラーで自動車整備士をしてましたが、現在はIT(インフラ系)エンジニアとして働いてます。
自動車整備士は2年半で退職。1年ほどの空白期間を経てからITエンジニアになりました。
同じように入社2、3年目で自動車整備士からの転職を考えている、考えたことある人って結構な人数いると思うんですよ。
僕は転職してこら今年で10年ほどが経ちますが、自動車整備士辞めて本当によかったと思っています。
ですが、当時の僕のように自動車整備士から転職しようか悩んでいる若手全ての方に転職をすすめるかというと、そうではないんです。
その理由について、自分の経験、それと専門学校や会社の同期から聞いた話などを総合して自動車整備士から転職したほうがいい人、転職しないほうがいい人について自分なりの考えを書かせていただきたいと思います。
もし、今、憧れの自動車整備士になってみたものの、「何か違うな。転職しようかな?」と考えてる方の参考になれば幸いです。
※この記事は僕の経験を基に書いてます。
なので、現在国内外の自動車メーカーのディーラーで整備士をされていて、入社2、3年目に転職を考えてる方を主な対象としております。
自動車整備士から転職したほうがいい人
自動車整備士を目指す人は「車が好きな人」だと思いまが大きく分けて「そこそこ好きな人」と「本気で好きな人」にわかれると思います。
端的に言うと、「そこそこ好きな人」は転職したほうがいい人。
「本気で好きな人」は転職はしないほうがいい人だと考えてます。
まず、「そこそこ好きな人」ってどんな人?というところから。
自動車整備士を目指した理由で以下に当てはまるものが多ければ多いほど「そこそこ好きな人」である可能性が高いです
・テレビ、映画、漫画の影響
→僕が高校生のときは「頭文字D」とか「湾岸ミッドナイト」などにハマってました。
また、映画、「ワイルドスピード」、「TAXi」、「トランスポーター」も1作目から見てます。
「60セカンズ」なんかも大好きです。
・両親や親戚が自動車関係の仕事に就いていて、割と身近だったから
・あと4年も勉強するのは嫌だけど、高卒だとろくな仕事なさそうだから手に職つけるか~
で、その中からなんとなく自動車整備士は面白そうだで選んだ。
・ずっとスポーツに打ち込んできたけど大学ではやりたくないな~
でもスポーツばっかりでまともに勉強してこなかったからな~(ここから同上)
僕はだいたい上記の理由でした。
同じようなタイミングで転職考えたけど、勇気が出なかったり、引き止められて転職しなかった、そこそこ好きくらいの人って辞めない限りずっと辞めたいって考えるんですよね。
結局いつか辞めるなら少しでも若くて可能性無限大な若いうちに新しいことにチャレンジした方がいいと思うんです。
せめて5年やってから考えろとか言う先輩、上司はいるが、5年やったらもうなかなかやめられないんですよね。
他業種への転職を考えた場合、市場価値はどんどん下がっていくので、それなら出来るだけ早い方がいいと思います。
ハッキリと口にはだしませんでしたが、踏ん切りがつかず辞めるタイミングを逃した先輩はみんな後悔しているようでした。
一度転職を考えたならそのタイミングでチャレンジすべきです。
人生は1度きりですし、ダメでも若ければやり直しはいくらでもききます。
自動車整備士から転職しないほうがいい人
そこそこ好きな人とは逆に本気で車が好きな人は転職しないほうがいいと思うんですよ。
本気で好きな人は転職先も自動車関連である可能性が高いと思うんですが、長い目で見て総合するとディーラーの環境は悪くないと考えているからです。
例えば、ディーラーの自由度の低さ、古い体質や、いずれ営業やフロントに回されるといったシステムに不満を持ったため民間の整備工場に転職した場合、まずは給料面。
転職した1、2年はディーラーも民間も変わらないかも知れませんが5年、10年と経つと少しずつでも確実に上がってくディーラーに対して民間の整備工場はピンキリです。
利益の出ていない民間の整備工場は全く上がらないというケースも少なくありません。
教育システムもまちまちで、ディーラーより費用をかけて教育を行っている民間の整備工場はないと思った方がいいです。
また、今後EV化がすすむと、メーカーごとの診断ツールや知識が必要だったりし、民間の整備工場では対応できないことが増えれば利益もどんどん減ってしまいます。
これからは民間の整備工場はどんどん厳しい状況になるのではないかと思います。
次に開発関連に転職した場合です。
実は僕も自動車の開発を行っている会社に内定をもらっていたり、専門学校時代の同期が実際に開発を行ってる会社に転職しました。
開発というとどうしても設計等の上流工程を想像しがちですが、自動車整備士から転職してできる開発の仕事はテスターやCADオペレーター等が多いはずです。
そうすると自動車整備士のような汚いとかキツイは減るかも知れませんが毎日同じ作業をしたり、座りっぱなしだったりと精神的な負荷が高くなる可能性は十分にあります。
※僕は内定を辞退しましたし、友達は1年ももたずに辞めました
2例ほど、車が本気で好きな人が転職しないほうがいい理由を書きましたが、例外もあります。
それはレース関係や特殊車両(キャンピングカーや福祉車両)系、または専門店(カスタム、レストア、車種限定)に転職する場合です。
それぞれ、本気を突き詰めた結果、上記のような専門性のある会社に転職する場合は給与や待遇意外にも本人のためになっている場合があるので、その場合は転職もありだと思います。
ただ、それ意外、ディーラーで働き始めて少したったけどなんとなく思ってたのと違うから辞めたいけど同じ自動車業界へというのは止めた方がいいですね。
本気で好きな人って辞めたあとも自分の車いじると思いますけど、一旦ディーラーの設備での整備を経験してしまうと、自宅でのやりにくさ、効率の悪さがハンパじゃないです。
次第にめんどくさくなってやらなくなってしいます。
ディーラーに勤めていると店舗によって、暇な時は業後にリフト使って自分の車整備させてもらえたりするし、油種類、消耗部品は社割で変えたりするので、給与、福利厚生意外にも務めているメリットは意外と大きいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕のいままでの経験上、ディーラーの若手自動車整備士で転職したほうがいい人、しないほうがいい人について書かせていただきましたが、同じような状況で悩んでいる方の参考にしていただけたでしょうか。
ネット上では日本のディーラーの整備士ってあまりよく書かれていること少ないし、だいたい辞めた人はよく言わないですよね。
僕自身、辞めて良かったと言っているのに、辞めないほうがいい人もいるって言うと矛盾しているようですが、この人は続けたほうが良かったんだろうなという人もいたので、率直に感じたことを書かせていただきました。
長々と書いてしまいましたが、最後までお読み頂いた方、ありがとうございました。
ではまたー
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