どもどもこんばんは。さるわしです。
僕は自動車整備士を辞めて、現在はIT系のエンジニア(インフラ系)として働いております。
今となっては国家2級(ガソリン・ジーゼル)自動車整備士すら使ってない資格となってしまているのですが、自動車整備士の現役のときも、専門学生時代に取った資格のほとんどが不要な資格だったんです。
就職後、会社によっては仕事に必要な資格は会社が費用を出してくれたりもしますが、学生時代に資格取得の費用は大抵の場合親御さんが出してくれます。
または自分のバイト代から出している学生の方もいるかも知れません。
そんな大事なお金をかけるのに全く使われないなんて損じゃないですか。
なので、僕が取った資格とその中で必要だったもの、そうでないものについて書いていきたいと思います。
尚、僕は某国産メーカーのディーラーで自動車整備士として働いていて2年半で辞めました。
その経験上での話しとなります。
専門学生時代に取得した資格
国家2級ガソリン自動車整備士
国家2級ジーゼル自動車整備士
低圧電気取扱者安全衛生特別教育講習
有機溶剤作業主任者技能講習
損害保険募集人
中古自動車査定士技能検定
アーク溶接作業者
ガス溶接作業者
役に立った資格
■国家2級ガソリン自動車整備士
■国家2級ジーゼル自動車整備士
上記の資格は必須です。
正確に言うと、もし落ちてしまっても仕事じたいはできますが、持ってないと物凄く肩身の狭い思いをします。
国家2級自動車整備士の資格は専門学校を卒業すると受験資格を得ることが出来るため、「入社時には合格している」ていで就職活動を行います。
そして、ほとんどの同期が合格した状態で入社するため、もしも自分だけ持っていないとそれだけで上司からは「できないやつ」のレッテルが貼られてしまします。
直接的に約に立つ感覚はありませんが、国家資格はよほどのことがない限り消えることがないので、この資格だけはなんとしても取りましょう。
役に立たなかった資格
正直、国家2級自動車整備士意外に国産ディーラーの自動車整備士として働くうえで必要だった資格がありませんでした。
それぞれの資格について取った理由と役にたたなかった理由について書かせていただきます。
■アーク溶接作業者
■ガス溶接作業者
・取得した理由
割と必須な感じで受けさせられたような気がします。
皆受けていたので、あまり深く考えませんでした。
・役にたたなかった理由
ディーラーで行う一般整備では溶接なんてまずしませんね。
重整備でもなかなか使うことないとおもうんですよね。
もし、就職を考えている先が特殊車両を作る会社やカスタマイズをやってる会社なら役に立つかも知れません。
■損害保険募集人
・取得した理由
自動車整備士はいずれフロントや営業も経験するし、もし独立したら必要になる資格と聞いて。
・役にたたなかった理由
これも完全にリサーチ不足でしたね。
当時は初級ってのがあったと思うんですけど、この有効期限って1年間だったんですよ。
整備士として配属されて1年以内にフロントや営業なんてよっぽどの理由がないといかないわけで…
当然必要のない資格だったん、上位資格なんて受験せず、あっとゆうまに有効期限が切れましたね。
■中古自動車査定士技能検定
・取得した理由
前述の「損害保険募集人」とほぼ同じ理由です。
・役にたたなかった理由
これまた「損害保険募集人」と同じ理由でして…
営業とかやったときに有利だと思ったんですけどね。
この資格に関しては有効期限3年なんですが、切れる前に仕事を辞めてしまいました。
ただ、3年以内に営業になっていたかと言うと、その可能性は極めて低かったでしょう。
しかし、この資格に関して、取得時に受けた講習等、勉強した内容に関しては役に立ちました。
仕事を辞めたあとも車を売り買いする際に中古車はどのように値段が付けられているかがある程度理解出来ることは大きかったと思います。
■有機溶剤作業主任者技能講習
・取得した理由
もはや何故取ったのかも覚えておりません。
・役にたたなかった理由
これこそ会社から命じられたら取ればいい資格の筆頭でしたね。
そもそも板金とかやらない限り必要にならないし、ディーラーで板金を行うのは大きな工場のみでそこには既に資格保有者がいるはずです。
■低圧電気取扱者安全衛生特別教育講習
・取得した理由
僕が専門学生だった15年ほど前はまだ今ほどハイブリットやEVの車は主流ではありませんでしたが、プリウスの2代目が登場して、これからは整備士も電気の知識が必要になるぞ! と、先生に勧められて取得しました。
・役にたたなかった理由
これは完全に時代が早すぎたのかも知れません。
あと、僕が就職した自動車メーカーがトヨタではなかったということもあります。
僕が就職したディーラーの親会社ではまだハイブリットやEVの車がラインナップされておりませんでした。
もしかしたら、今であれば役に立つ資格なのかも知れませんが、当時は考えが浅かったんですね。
後から取れば良かったなと思った資格
■第二種電気工事士
整備士辞めるときに道が広がります。
今の仕事でも持ってても良い資格。
■無線通信士系
これも今の仕事でも役に立つ資格ですね。
単純に興味もあるため、取っててもよかったかなと思いました。
■玉掛け、クレーン系
電気工事士同様、整備士やめるときに選択肢が増えます。
もっと難易度の高い資格が必要かも知れませんが、工事現場のクレーンオペレーターなんてのもなかなかいい仕事だなーと思いました。
■危険物取扱者乙4種
これはなぜもっと真面目に取り組まなかったのか…
当時バイトしていたガソリンスタンドの時給が上がります。
ただそれだけですが…
最後に
学生のときにはなかなか気づきにくいんですが、家計の中で学費ってかなり大きいんですよね。
バイトしてお金稼ぐ大変さって少しわかってきているものの、就職して親世代になったらもっと稼げると思っちゃってるんですよね。
僕だけですかね…
実際にはそんなことなくて、やっぱりお金を稼ぐのは大変。
安定して一家を養うってのは常に頑張らなくてはならないんです。
実際に親になったら気づくんですよねー
「きっと就職に有利だから取れる資格は取っとこう。」
「真面目に資格取って、自分は頑張ってるなー」って思えるんですが、一個一個の資格も思ってるよりお金かかるからその資格は本当に必要か、取得することで自分にプラスになるのかはよく考えてから取得しましょう。
僕はあまり考えてなかったらか無駄に資格取ってしまいました。
今になって思うと親には申し訳ないことしたなーと思っているので、現在、自動車整備の専門学校に通っていて、どんな資格取ろうか考えている方がいたら、この記事がその参考になれば幸いです。
それではまた。
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